DSCF1191




TwitterでZasker様より、 ElibudsのSabiaというインナーイヤー型イヤホンを購入させていただきました。 今回は本当にありがとうございます! 




上記写真の右上、
女性の絵は何種類か存在するようです。
……全部で何種類あるんでしょうかね?







DSCF1198


見た目はプラグの形状含めてVE MONKと殆ど同じです。
一応、上記写真のように背面の印刷が違います。








初めて聴いたときの印象は「期待したとおりに性能良いなぁ」でした。
Twitterでのツイートでは、VE MONKに似ているという印象を持った人が多い様です。

エージングは殆ど進めてませんが、現時点でVE MONKと比較してみようと思います。
なお、このVE MONKはエージングが200時間程度進んでいるものを使っています。

また、両機種ともスポンジなどは未装着です。




【低域】
ELIBUDS Sabiaは若干柔らかめの傾向で、クセのない表現です。
締まりが欲しいときにはあまり向いていないかもしれません。

VE MONKは硬く締まっている傾向で、クセはそれほどなく、
輪郭の表現が際立っているように思います。


沈み込みはVE MONKの方が若干深いです。
量はVE MONKの方が若干多い(目立つ?)です。




【中域】
ELIBUDS Sabiaの中域は柔らかめで、若干の濃さと若干の響きが乗るような印象です。
曲によってはもたつきを感じるかもしれません。
低域 及び 高域との繋がりが滑らかで、違和感がありません。

VE MONKの中域は若干気持ち引っ込み気味ですが、他の音に隠れることはありません。
線が細めでメリハリが利いており、鮮やかという印象です。




【高域】
ELIBUDS Sabiaの高域は綺麗です。
曲によっては高域が目立つ印象を受けることがあります。
高域から超高域にかけての破綻が少なく、音の響きや広がり方が自然です。

VE MONKの高域も綺麗ですが若干細く鋭く、ある一定の音域で反響するような、安定感の無さを感じてしまうことがあります。
ただし曲によってはそれは殆ど目立たず、メリハリの助けになっていることもあるように感じます。




【全体的に】
ここが一番重要なところ。

性能は両機種とも似たようなものだと思います。
ただし、目立つところでは低域の表現の差、帯域バランスも含めたメリハリの差がかなりあります。
曲によってはこの差が顕著に出てくる部分だと思います。
ELIBUDS Sabiaは母性的、滑らかに、というイメージ。
VE MONKは攻撃的、勢いよく、というイメージ。



個人的にはVE MONKの高域の荒さが気になるところではありますので、
現状ではELIBUDS Sabiaの方が好みです。




ELIBUDS Sabiaは全体を通して柔らかめの質で、音の一つ一つの響きを楽しみたいときに向いている様に思います。 個人的に特筆すべきだと感じたのは高域から超高域にかけての綺麗さで、この機種は高域に主軸をおいて、破綻しないギリギリで絶妙に調整されたのではないかと感じてしまうほどです。 この高域の綺麗さはMONKの上位機種であるASURA2.0よりも正直好きかもしれません(但し、性能的な余裕さはASURA2.0の方が上です)。 また、MONKよりも音のバランスがフラットに近づいていると思いますし、そのおかげか高レベルの対応力、無難さを持っています。  この無難さは、他の安価な中華インナーイヤー型イヤホンよりも頭一つ抜けてると思います。 但し、まれに野暮ったさを感じてしまうこともあります。




VE MONKは全体的にメリハリが利いており、絶妙な音作りでオンリーワンの魅力がある機種だと思います。 特に、相性の良い楽曲では敵無しのレベルです。 個人的には低域の表現力が主軸なのではないかと感じます。 







現状ではこんなところでしょうか。
エージングを進めて、どのように変化が起きるのかが楽しみです。
繰り返しになりますが、この度は本当にありがとうございました!