現時点のエージング進行具合での印象メモを軽く書きます。
後で機種毎にもっと細かく書くつもりですが、その時にも役立つように備忘録的な感じです。

今回の環境は……
PCDPのSONY D-E707で、柴田淳のアルバム「わたし」からトラック1「おかえりなさい。」で比較しました。
試聴用の曲っていうと、ヨドバシAkibaのヘッドホンコーナーで この曲っていうイメージが強いので、なんとなく。


性能についての言及がありますが、あくまでも私の印象であり、また好みによっていくらでも逆転するので注意してください。


【DZAT DR-05】
Amazon.co.jpのマーケットプレイス「CollectionAudio」から¥ 2,599で購入。
エージングは200時間超え。
エージングでの音の変化は覚えていない。
・装着方法で音がすごく変わる。
・初めて装着したときは、「ケーブルが真下に垂れ下がる角度で、なおかつ耳穴に出来るだけ入るように」装着した。
だが、これでは高音域が減衰するばかりでなく、頭内定位が酷い。
おそらく、あまりにも完全にフィットしすぎて音の逃げ道が無く、耳の中で密閉されてしまったせいだと思う。
・その後、「ケーブルが垂れ下がる方向を前方斜め下45度に捻るような感じで、奥にはほぼ押し込まないように」装着した。
こうすると適度に音が抜けるようにフィットし、頭を動かしても全然ズレない状態となった。
・この装着方法で合っているのかは分からないが、これが今のところベストな装着方法だと感じる。普通のインナーイヤー型よりも安定するし、痛みや違和感なども無く快適。もちろん、人によって変わる可能性もある。
・基本性能は今回の記事で取り上げるイヤホンの中で一番良いという印象。
・フラットバランスでインナーイヤー型なりに超低域と超高域は伸びきらない。
・濃さよりも響きの良さを感じる音。特に、音の消え際、余韻の表現が丁寧で綺麗。
・聴き始めたときの、音の質感などの違和感がとても少ない。
・音と音の間隔が窮屈でなく、適度。また、そのおかげで音の響き方を楽しみやすい。
・上記と相まって音の把握がし易く、音場もインナーイヤー型なりに自然で広い。
・激しい曲を聴いても、どこかゆったりとした感じになってしまう。 ゆったりとした曲にとても向いている。 





【Boarseman K25】
AliExpressで「Easy Earphones & Headphones Co'ltd」から$ 8.91で購入。
エージングは300時間超え。
エージングで低域が若干増えた?気のせい?
・真っ当な音。無難なフラットバランス。これも超低域と超高域は伸びない。
・無難な音の厚み、質感、繊細さ、クリアさ、音場感。
・安いイヤホンではありがちな上擦ってる感覚が比較的少ない。この点は日本の安価イヤホンで定番のPioneer SE-CE521よりも優れていると感じる。
……ただし、スネアの表現があまり綺麗ではなく、性能の不足を感じる。高域の伸びが物足りない。
・向き不向きなどを考えずに、気楽に使いやすい。
・特筆すべきは全てに於いて無難なバランスの良さにつきる。





【π(Pai)Audio 3.14PR1】 
AliExpressで「Shenzhen Paiaudio Technology Co.,Ltd」から$ 19.90で購入。
LchとRchの表記が逆の物が当初届いたが、セラーにコンタクトを取ったら問題の無いものを送っていただけた。 
なお、この表記が逆の個体は中低域の音の響き方が不自然にクドく、バランスが悪いので交換推奨。
音の変化に含まれるのか不明だが、ケーブルの質感が変わったように思える。
今回のメモは正常な方のもので、エージングは100時間超え。

・若干ドンシャリ傾向。インナーイヤー型なりに超低域と超高域は伸びきらない。
・高域の伸びは頑張ってるかも。この点でBoarseman K25よりは基本性能が確実に上だと感じられる。だが、音の濃さのせいか慣れるまで全体的に性能の高さを感じにくい。
・音の響きよりも音の濃さを感じる音。響きは適度だが若干分かりにくい。
・今回の機種の中では一番ノリが良いが、音の濃さが若干クドく、重い感じもする。
・上記理由でDZAT DR-05よりは見通しが悪いと感じてしまいそうだが、充分な物は持っている。
・今回の機種の中では一番ギターが主張してくる。その辺りにシャリのピークがあるような印象。




とりあえず今回はこんなところで(`・ω・´)