スマホで撮った画像なので、ちょっと粗いけどご勘弁ください。
boarseman MX98SについてTwitter検索すると私のツイートがいくつか出てきますが、後に印象が変化したりなど内容について不確かな部分も多いので、ここらでちょいとまとめます。
先に要約しますと、
・イヤホンにしては広い音場と立体感が一番大きな特徴
・立体感を強引に付加してるように感じてしまうこともたまにある
・音の傾向は平均(高)みたいな感じ
・少し高域がシャリつく
・分解能は程々で価格なり
・ノリの良い曲よりもゆったり目の曲に向いている
・立体音響の音源にかなり向いている、むしろここに特化してるような?
なお、アタッチメントのスポンジなどは未装着です。
ケーブルはK25などの普通のケーブルと比べて摩擦係数が抑えめで絡みにくく、しなやかです。
若干クセはつきますが、個人的には気にするほどではないと思います。
L側が青、R側が赤なので迷わず装着出来ます。
L側が青、R側が赤なので迷わず装着出来ます。
これは個人的にかなり好印象です。
プラグなどのつくりもシンプルでしっかりしていると思います。
購入当初の音の印象としては、明らかに高域の刺さりが目立つバランスの悪い音、という感じでした。
無難な音であるK25シリーズの印象とは違って、あまりにも個性的です。
そして、現在。
エージングは200時間越えです。
高域の刺さりはかなり落ち着きました。
ただ、使い始めと比べるとかなり聴きやすくなったのですが、刺激はまだ若干残っています。
おそらくエージングをさらに進めても、これ以上大きな変化は無さそうです。
この高域は細めの傾向で、また「しゃしゅしょ」みたいにカスれ気味というか質が良いとは言いにくいので、許容出来るかどうかは人によって判断が分れそうです。
一応、無印VE MONKの高域ピークよりは大人しく目立たない刺さり方だとは思います。
聴いていたらすぐに慣れるかも?
中域は若干の距離を感じますが、はっきりと聞こえてきます。
高域のような細さはなく、淡々と鳴らす印象です。
また、高域と中域に、音の芯を少しだけ膨らませるような響き方の味付けがあります。
これらにより、全体的に落ち着いた印象をつくり、音場の広さと立体感をつくっているような気がします。
曲によっては無理矢理に立体感をつくっているような印象もあるので、好みが分れそうです。
また、それ故かノリの良い曲もどこか落ち着いて鳴らしてしまう印象のため、曲との相性が出てきてしまいます。
のんびりとした曲、その中でもアコースティックの音源との相性は抜群で、あまりの立体感に「おおっ、なにこれイヤホンらしくない!」と感嘆してしまう事もありました。
この音場と立体感がMX98Sの特徴で、これ目当てに購入するのはアリだと思います。
なお、音場は手持ちのインナーイヤー型イヤホンの中でも一番広いです。
また、安価なイヤホンでは音が自分から近くの位置で薄く張り付いてまとまってしまうような印象のものが多いのですが、MX98Sでは解消されています。
低域は、ほんの少しだけ硬めです。
沈み込みはあまり無く、ドンドンドスドスというよりはトムトムトストスという感じで腰高な感じはありません。
K25では低域の音のベースラインが追いにくいのですが、MX98Sではとても追いやすいです。
この低域はわりと好きです。
前述した膨らませるような響き方の味付けのせいか、分解能は程々と感じます。
音場が広いおかげか低価格なイヤホンよりは音の把握が断然し易いです。
特別優れているとか劣っているとかいったことはなく、あくまでも価格なりだと思います。
全体的な印象では音場と立体感に特化した機種です。
かなり好みが分れそう。
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